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王者スタバにおびえてたはずの「すなば珈琲」の方がある意味「王者」だった!

先日、鳥取スタバの真実をお伝えしました

正直言って、「鳥取スタバについては大きく取り上げられたから当分鳥取はそっとしておこうよ。」と思いますが、そうはいきません。

皆さまの脳裏にかすかに残っている残像があるはずです。

今日はそんなお話です。

 

「すなば珈琲」の世界観が強すぎるんですよ。

  鳥取スタバを出たぼくはスタバのレシートを握りしめて、あるカフェへと向かいました。 そのカフェとは……そう。  

 

●鳥取・すなば珈琲

 

  ええと、スタバより空いていました。(待ち時間ゼロ)  

 

しかしこのカフェは世界観がすごいんです。
まず、入口を入ると待ち構えているのがこれ。

 

マツコデラックスです。

どうやらマツコの番組で「すなば珈琲」を取り上げたらしいのです。
そのおかげで大盛況になったので、マツコデラックスさんの特等席を用意しているらしいです。

もっと尊敬すべき人がいるような気がするけど……。

さらに。

 

 

なんかよく分からん(笑)

砂の彫刻らしいですよ。
とにかく「砂」に固執しようとするファイティングスピリットは垣間みれました。

 

それにしても……

 

 

い、意外と空いてるな……。

 

とりあえずメニューを決めましょう。

ここの目玉は大きなパンケーキです。
でもぼくは食べきる自信がないのでコーヒーとミニパンケーキをオーダーしました。

 

(うん。このパンケーキは美味しかったです。)

あと、コーヒーのおかわりは無料ですよ!

 

すなば珈琲がスタバに対抗して打ち出したキャンペーンが話題になったが。

 

以前も紹介しましたが、黒船を模したスタバに対して「ピンチです」と訴えかけた「すなば珈琲」。

そのキャンペーン内容を見てみましょう。

 

(1)「期間中、毎日先着30名様に『すなば珈琲』オリジナルマグカップをプレゼント!」

(2)「期間中、コーヒーショップのレシートを持参された方にブレンドコーヒーを半額に!」

(3)「期間中、『コーヒーショップよりもまずかった』と言われた方にはブレンドコーヒーのお代分を一切頂きません」

この3つです。 ぼくが実際に到着したのが、既に昼の12時だったので(1)のマグカップはあきらめていました。 ちなみに、お金を出してマグカップを購入しようとしましたが売り切れでした。残念。

さて、問題は(2)と(3)です。

まずは(2)。これを見て下さい。

 

 

ぼくはスタバのレシートを店員さんに押し付けがましく見せたので、コーヒーは半額になりました。いいですね!

しかし、問題は(3)です。

これ、店員さんの前で言えます?
「いやー、まずかったです」って言えます?

そこで、ぼくは事前にこう言おうと計画していました。

「ごめんなさい。どちらかというとスタバのコーヒーの方が好きですね。」

やんわりと「まずいうまい」論ではなく「嗜好」の問題にすり替えようとしたのです。

さて、会計時にぼくは店員さんにそう言おうとしたのですが、正直な話、「すなばコーヒー」の方がスタバより美味しかったんですよ。

だから躊躇しました。

で、ぼくは店員さんにこう聞いてみたのです。

「このキャンペーンでスタバよりまずかったと言ったお客さんはいますか?」

すると店員さんは満を持してこう言ったのです。

「いえ、ありがたいことにまだいないんです。」

え!

ぼくは思わず驚愕の声をあげていました。
見ると、その脇でコーヒーを淹れていた店長も自信満々にうなずいていました。

待って待って。

先日まで「3回に1回でいいから来て下さいね」と謙虚な姿勢を見せていた「すなば」の姿はもうそこにはなかったのです。

そこにはメディアをうまく利用して情報戦を勝ち得た「企業」としての顔がありました。

「すなば珈琲」は賢者です。

彼らは、スタバという巨大な力を「てこの原理」を利用して、したたかに顧客を獲得したのです。俗にいう「レバレッジ」をきかせたマーケティングを展開したのですね。それが奏功したのです。

「スタバ」対「すなば」。

この勝負はまだ始まったばかりだけど、ぼくにとってはもう終わったように思えました。

彼らは違う土俵で戦っているのです。

 

追伸)ちなみにこのキャンペーンは5月27日(水)まで実施されているそうです。「すなばコーヒーの方がまずかった」と申告した猛者のご一報をお待ちしております。

 

次回予告)「鳥取スタバ」でツイートして大バズリした理由を考察してみました。
なぜぼくはTwitterのフォロワーが270人しかいないのに炎上したのか? | ケンタの日本全国スタバ旅

 

 

 

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